部品1点につき500の検査項目。
「安全に飛ぶ」という、
当たり前を支える。

品質保証
佐藤拓朗 2009年入社

何百トンもの巨大製品で、許される誤差は5/100mm以下。

前職では自動車の設計をしており、ワダエンジニアリングに入社してからは2年間、航空機の設計を担当していました。航空機は、自動車と比較すると開発サイクルが長いです。それは、1機100万点という部品数の多さもありますが、どんなことがあっても決して故障させないために求められる高い精度基準にも起因します。私は品質保証として、胴体、主翼、尾翼、骨組、パネルなどさまざまな部品の検査に使用する記録フォームを作成しています。20メートルもあり、機体の半分をも占めるスキン(外板)のような巨大な部品であっても、規格がとても厳しく、5/100mmの誤差も許されません。

“安全の門番”としての責任。

現在、国産新型旅客機をメインに担当。記録フォームを作成するために、毎日、部品の設計図と向き合っています。部品1点につき、検査項目は500項目。図面から長さや表面の粗さなどの項目を抽出し、部品1点の記録フォームを作成するのに2〜3日はかかります。航空機は定期的なメンテナンスのために部品の改良、交換が行われますから、各部品が改定されるたびに記録フォームも改定していきます。とても地道な作業ですが、開発中のいろいろな図面が見られるのは楽しいです。また、自分の仕事を通じて、航空機の安全を支えているのだという責任の重さと使命感は常に感じています。

  • 今飛び立った航空機に自分が関わったんだと、鳥肌が立ちました。
  • 部品1点につき500の検査項目。「安全に飛ぶ」という、当たり前を支える。
  • 飛行機が好き。でも、開発する側に行くとは思ってもいませんでした。
  • 文系出身で事務職志望だった私が、技術専門職になるなんて。
  • 設計はやりがいのある仕事。製品が世の中に出たら見てみたいです。
  • 昔に習った公式がこんな分野で役立つなんて。毎日が発見です。
  • 航空機業務から自動車業務へ。空と陸でもお客様第一主義。
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