私は、安全性解析チームに所属し、航空機の油圧システムのさまざまな箇所が故障したらどうなるか、検証を行っています。航空機は、たとえエンジンが止まってもしばらくは飛行できるんですが、仮に油圧システムがすべて失われると操縦できなくなってしまうんです。「内圧を故障させるとどうなるか?」「着陸時に物理的ショックが加わるとどうなるか?」無数の故障パターンを検証し、症例をまとめています。すべては、どんなことがあっても乗客やクルーが安全に目的地に着くため。…なんてカッコつけて言ってますが、入社前は航空機の技術的知識はまったくない、文系の学生でした。
小さな頃、好きなキャラクターがデザインされた飛行機を見に、父親に空港まで連れて行ってもらったり、CAのドラマを観たりと、飛行機への親近感はずっと持っていました。就職活動では事務系の仕事を探していましたが、しっかりした教育体制で、文系でも技術職を目指せる当社を知り、チャレンジしてみることに。同期の半分、6名が女性です。手に職をつけられるので、結婚、出産、子育てなどのライフイベントによってキャリアを諦めることなく、仕事を続けられることは魅力ですね。同じ内勤のデスクワークでも、事務職ではなく、やりがいある技術専門職を選んで良かったと思っています。